2024年11月12日

ソリトンの遠隔システム、英国の自動運転バスのプロジェクトに採用~「Zao SDK」を用いたシステムを活用し、英国スマートシティコンサルティングが自動運転バスの運行を強化~

 株式会社ソリトンシステムズ(代表取締役社長:鎌田 理、以下ソリトン)は、自動運転の運用効率化を図るための遠隔支援システムの実用化を進めており、これまで日本国内の自治体、交通事業者、自動車メーカーなどへ納入しています。

 この度、ソリトンの遠隔操縦を実現する映像伝送ソリューション「Zao SDK」が、英国の都市交通ソリューションプロバイダーであるSmart City Consultancy(以下、SMCCL)と、コネクテッド自動運転車両のグローバルリーダーであるOhmioに採用されたことを発表します。
 これは、海外市場における初の本格的な遠隔操縦システムの採用実績です。

 SMCCLは、英国で進行中のスマートシティプロジェクトの一環として、自動運転バスの安全性と効率性を強化するために「Zao SDK」を導入しました。
 このシステムは、自動運転バスが複雑な状況に直面した際に遠隔操作を可能にし、安全な運行をサポートします。
 ソリトンの「Zao SDK」は、4Gおよび5Gの複数の携帯電話ネットワークを利用し、バスに搭載された複数のカメラから短遅延映像を伝送します。これにより、遠隔オペレーターが緊急時に迅速に介入できる環境が整えられ、効率的で安全な運行管理を実現します。

 SMCCLのパートナーであるOhmioは、次世代自動運転バスの開発で知られており、今回のプロジェクトにおいても重要な役割を果たしています。
 Ohmioの英国法人ディレクターであるイアン・プルフォード氏は、今回のソリトンとの協業について次のように述べています。

「ソリトンシステムズとの協業は私たちが安全で信頼性の高い自動運転ソリューションを提供する上で、非常に重要な節目となります。Zao SDKの採用は、遠隔操縦を可能にするだけでなく、透明性の高い運行管理を強化し、自動運転技術への信頼を高めています。
ミルトン・キーンズ(ロンドンの北西約80キロの都市)を皮切りに、今後プロジェクトは英国の他の都市に展開されます。すでにバーミンガム国際駅と英国ナショナル・エキシビション・センターをつなぐ大規模な自動運転車両試験が進行中です」

 今後、SMCCLとOhmioは全ての自動運転バスに遠隔操作機能を標準装備し、欧州全体にわたってその技術を展開していく計画です。
 ソリトンシステムズは、今後も自動運転技術の安全性と効率性を高めるための革新的なソリューションを提供し続けます。

Smart City Consultancy(SMCCL)について
 
英国を拠点とするSMCCLは、都市交通の効率化と接続性向上を目指し、最先端の自動運転技術を都市インフラと統合することに注力しています。
https://www.smartcityconsultancy.co.uk/
Ohmioについて
 
ニュージーランドに本社を置き、オーストラリア、韓国、英国、欧州、米国で事業を展開しているOhmioは、環境に優しい自動運転モビリティソリューションを提供するリーダー企業です。
https://ohmio.com/home/
【 Zao SDKに関するお問い合わせ先 】
株式会社ソリトンシステムズ 映像コミュニケーション事業部
Tel: 03−5360−3860 stc-sales@list.soliton.co.jp
  • 記載の社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。
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