2019年11月05日
日本初、NTTドコモの「5Gプレサービス」環境下での 映像伝送による地上波テレビ生中継にソリトンのZao-Sを提供
株式会社ソリトンシステムズ(代表取締役社長:鎌田信夫、以下ソリトン)は、株式会社TBSテレビ(代表取締役社長:佐々木卓、以下TBS)が、株式会社NTTドコモ(代表取締役社長:吉澤和弘)の提供する「5Gプレサービス」を用いて行った高品質ライブ中継映像伝送に、リアルタイム映像伝送システム「Smart-telecaster™ Zao-S(以下、Zao-S)」を提供しました。
今回の中継は、高速、低遅延、多数同時接続といった特徴を持つ5G回線を使用し、高品質なライブ中継の実現、さらに遠隔医療など他業種への応用を目的として、11月1日に実施。11月1日放送のTBS各報道・情報番組において、渋谷スクランブルスクエアのオープン初日の様子を生中継する形で行われました。
今回提供したZao-Sは、携帯電話回線を使って高品質な映像をリアルタイムで伝送するH.265ハードウェアエンコーダです。ソリトン独自の伝送技術 RASCOW™ (Real-time Auto Speed Control based-on Waterway model)により、電波が不安定な環境でも、遅延が少なく「切れにくい」安定した映像を伝送します。中継では、渋谷スクランブルスクエアの放送用ハイビジョンカメラに接続されたZao-Sを用いて取り込んだ映像信号を圧縮した後に伝送することで、生放送で求められる低遅延映像信号による高画質な映像伝送を実現しています。
ソリトンでは、今後も最新の移動通信システムに適応したソリューションを提供していくことで、高品質なライブ中継伝送に貢献して参ります。
【高品質ライブ中継映像伝送の概要】
期間:期間:2019年11月1日(金)
場所:東京都渋谷区渋谷二丁目24番12号 渋谷スクランブルスクエア SHIBUYA QWS(15階)
株式会社 TBSテレビ
●Smart-telecaster™ Zao-Sについて
「Smart-telecaster™ Zao-S」は複数のLTEなどの公衆モバイル回線を使って、高品質な映像をリアルタイムで伝送するシステムです。独自に実装したH.265圧縮技術と映像伝送プロトコルRASCOW™により、揺らぎの大きい携帯電話回線上でも安定した映像伝送を実現、報道分野やイベントのストリーミング中継、警察、消防などの公共機関まで国内外で幅広く採用されています。
【製品詳細ページ】 http://www.soliton.co.jp/zao-s/
【株式会社ソリトンシステムズについて】
1979 年の設立以来、ソリトンシステムズは IT・エレクトロニクス業界にあって、常に新しい技術トレンドを見据え、いくつもの「日本で初めて」を実現してきました。近年は、認証を中心としたITセキュリティからサイバー対策製品まで、また、携帯電話回線や Wi-Fi を利用した ハイビジョン・レベルの映像伝送システムなどに取り組んでおります。国産メーカーとして、オリジナルの「もの創り」、「独創」にこだわった製品とサービスを提供しております。
設立:1979年、売上152億円(2018年12月期・連結)、東証1部
【Smart-telecaster™ Zao-Sに関する問合せ先】
Mobile Broadcast 事業部 Tel:03-5360-3860 stc-sales@list.soliton.co.jp