2016年07月12日
二要素認証システム「SmartOn ID」で顔認証に対応、愛知県が約1500台のPCに採用
株式会社ソリトンシステムズ(本社:東京都新宿区、代表:鎌田信夫 以下ソリトン)は、国内トップシェア(註1)ニ要素認証システム「SmartOn ID」を機能強化し顔認証に対応、新たなオプションとして販売を開始しました。
マイナンバー制度の運用が始まり、自治体・企業では特定個人情報の流出を防ぐため、二要素認証によるアクセス制御の徹底が求められています。
PCログオン時の二要素認証を実現するSmartOn IDは、今回、顔認証に対応し、認証要素の一つとして、ICカード、指紋に加え、顔認証を利用できるようになりました。
SmartOn IDの顔認証は、PCに内蔵または接続されたカメラで取得した顔の画像データから特徴点を抽出し、あらかじめ登録・保存されているデータと照合し利用者本人を特定、さらにICカードやパスワードを組み合わせる複数要素認証を実施することも可能です。PC内蔵のカメラを使う場合は、専用の認証装置の接続が不要となります。「自治体情報システム強靭性向上モデル」を実現する二要素認証として、また、モバイルワークをはじめ、店舗や教育、医療・介護などで利用されるWindowsタブレットのセキュリティ対策としても最適なソリューションです。
二要素認証導入の鍵は「運用」にあるといっても過言ではなく、きめ細やかな運用設計や、可用性を重視した構成は、特に大規模な環境における二要素認証の採用においては重要なポイントとなります。こうした運用面が評価され、このたび愛知県で約1500台のPCへの採用が決定しました。
ソリトンでは、その経験と実績を生かし、顔認証の利用を希望するお客様における、安全性と利便性を両立するワークスタイル環境の実現を支援するソリューションとして提案を強化します。
【SmartOn ID顔認証オプションの特長】
- 世界No.1(註2)の精度・速度を誇るNECの顔認証エンジン「NeoFace(R)」を採用
- PCやタブレット端末内蔵カメラを使用する場合は、専用の認証装置が不要
- 共有PCでも利用者を特定
- PC利用中も定期的なチェックにより、離席時や本人特定不可時にPCを自動ロック
- 「顔認証とパスワード」、「顔認証とICカード」の二要素認証のほか、顔認証のみなど、様々な認証方式に対応
- 複数の生体情報登録方法をサポート
- 専用ツールを使用した管理者による登録(権限委譲も可能)
- 顔画像(データ)による一括登録
- 初回利用時に利用者自身による登録
- 緊急時の対応フローや管理サーバーの冗長構成など可用性を実現する各種機能
【出荷開始】
2016年5月31日
【価格(税別)】
- SmartOn ID サーバーパック ¥720,000(利用PC 100台以下は\180,000)
- SmartOn ID PCインストールライセンス ~¥10,000/ライセンス
- SmartOn ID 顔認証情報登録ツール ¥200,000
- SmartOn ID 顔認証ユーザーライセンス ¥2,000/ライセンス
- SmartOn ID 顔認証PCライセンス ¥9,000/ライセンス
【日本電気株式会社からのエンドースメント】
NECは、本日のSmartOn ID顔認証オプションのリリースを歓迎いたします。 このたびご採用いただいた弊社顔認証エンジン「NeoFace(R)」は、世界最高レベルの認証精度を誇り、国家レベルのセキュリティ用途からPCセキュリティ用途まで豊富な導入実績を有しております。マイナンバー制度への対応などで厳格な本人認証を求める自治体様・企業様が増える中、このたびのSmartOn ID顔認証オプションにより、お客様の業務環境やセキュリティ要件に応じた、よりセキュアで利便性の高い本人認証を実現し、幅広い提案が可能となることを確信しております。 NECは今後もソリトンシステムズ様と協力し、安全・安心で公平な社会の実現に貢献する最適なソリューションの提供に注力してまいります。
日本電気株式会社 第二官公ソリューション事業部 事業部長 林 良司
【 この件に関する問合せ先 】ITセキュリティ事業部 03-5360-3811 netsales@soliton.co.jp
- ※註1) 株式会社富士キメラ総研 「2015 ネットワークセキュリティビジネス調査総覧」調査結果
- ※註2) 米国国立標準技術研究所主催のコンテストの結果
- ※記載の社名、製品名は各社の商標または登録商標です。