透過型シングルサインオンアプライアンス「Smart eGate」を発表

株式会社ソリトンシステムズ（本社：東京都新宿区、代表：鎌田信夫、以下ソリトン）は、透過型シングルサインオンアプライアンス「Smart eGate（スマート イーゲイト）V1.0」を開発、6月17日より販売を開始します。

昨今のスマートデバイスの急速な普及により、様々な場所と端末から、業務用途で企業ネットワークやクラウドシステムへ接続する機会が増加し、ユーザーは複数のシステムにログインするパスワードの管理が負担となり、管理面では認証情報の管理やアクセス制御が大きな課題となっています。このような背景の下、利便性向上とセキュリティ対策とを目的として、シングルサインオンシステムが改めて注目されています。
しかしながら、従来型製品ではWeb環境の変更、アクセスURLの変更、及び専用エージェントインストール等、複雑で面倒なシステムの設定変更が必要で、導入を妨げる大きな要因の一つになっています。

「Smart eGate」は、ネットワーク経路上に設置するだけで容易にシングルサインオン環境を実現するアプライアンスです。ソリトンはこれまで、リバースプロキシ型シングルサインオン製品「WEBGate」で、様々な環境におけるシングルサインオンを提供してきましたが、今回発表する「Smart eGate」は、「WEBGate」で長年培った技術を生かし、昨今のリッチなコンテンツにも透過的に対応できるシングルサインオンを目指して新たに開発した製品です。「Smart eGate」は、「トランスペアレント インサーション方式※」により、スマートデバイス、PCなどあらゆる端末から、Webブラウザ種別やクラウド/オンプレミスに関係なく、様々なWebサイトに、透過的なシングルサインオンを実現します。ユーザーは煩わしいID/パスワード管理から解放される一方、Webサイトアクセスの一元的な制御/管理が容易になるなど、「Smart eGate」で「利便性」と「セキュリティ」が両立できます。

※トランスペアレント インサーション方式
ネットワーク経路上に流れるシングルサインオン対象のWebトラフィックを透過的に解析し、Webサイト認証で要求されるID/パスワード情報等を自動挿入することでサインオンを提供する独自技術。一般的なリバースプロキシ型シングルサインオンとは異なり、URLの変換を一切行わず、ブリッジのように動作しシングルサインオンを実現する仕組みです。

【Smart eGateの特長】

1. 透過的なシングルサインオン環境の提供
Webプロキシ機能としてブリッジ方式を採用。クライアントとWebサイトのネットワーク経路上に設置するだけで、透過的にシングルサインオン環境を提供できます。リバースプロキシ方式やエージェント方式のような、Webサイトのコンテンツ変換、アクセスURLの変更、及び専用のエージェントの導入も必要ありません。

2. 様々なWebサイトコンテンツに対応
シングルサインオン対象となるWebアクセストラフィックに対し、認証情報を自動挿入する方式のため、Webブラウザ種別やWebサイトの形態に依存することなく、簡単にシングルサインオンを実現できます。HTTPSにも対応しています。

3. 外部認証基盤との連携
既に利用中の認証システムと連携できるため、シングルサインオン用に新たな認証システムを構築する必要はありません。ユーザーは普段使用しているID/パスワードを利用できます。Active Directoryサーバ、RADIUSサーバ、SAML認証基盤および、OpenID認証基盤との連携できます。

4. スマートフォンにも対応
ユーザーの使用端末に搭載されたWebブラウザ種別に依存しないので、スマートデバイスを含む様々な端末でシングルサインオン環境が利用できます。また、「Smart eGate」では、ユーザーのログイン画面やポータル画面に対し、スマートフォン向けの専用画面を提供しています。

■ポータルサイトイメージ
Webブラウザから直接「Smart eGate」にアクセスすることで、ポータルサイトを表示できます。ポータルサイトでは、アクセス可能なWebサイトへのリンク一覧やログオンパスワードの変更機能などが提供されます。

製品詳細ページ

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