2012年02月07日
InfobloxのDHCP運用を支援する「Soliton Infoblox Tools Pro」を開発
株式会社ソリトンシステムズ(本社:東京都新宿区、代表:鎌田信夫、以下ソリトン)は、米国Infoblox社製DNS/DHCPアプライアンスのDHCP運用を支援するソフトウェア「Soliton Infoblox Tools Pro」を開発、2012年2月7日より提供開始します。
InfobloxはDNS/DHCPなどのコアネットワークサービスを「HA構成」や「Grid構成(*1)」を用いて、「止まらないネットワーク」を実現することができるアプライアンスで、InfobloxのDHCP機能の一つであるMACアドレスフィルタ機能(*2)を利用して、不正端末の接続を防止します。
今回発表した「Soliton Infoblox Tools Pro」は、Infobloxに登録するMACアドレスを効率的に管理するための独自のツールで、ソリトンのInfobloxユーザーにのみ提供します。官公庁や大手企業など、大規模ユーザーへの販売拡大を目指します。
【 「Soliton Infoblox Tools Pro」の主な特長 】
■ MACアドレスの管理
これまでInfobloxのMACアドレスフィルタ機能を使用する際、MACアドレスの情報を1つ1つGUIから登録する必要があり、手間と時間がかかり、ミスも多くなることが問題でした。「Soliton Infoblox Tools Pro」は、CSVファイルに記載されたMACアドレスの追加・削除、または全データのインポート・エクスポートを一括で処理できるので、設定ミスや作業時間が低減されます。
■ InfoTrace PLUSとの連携
ソリトン製のPCセキュリティ管理ソフト「InfoTrace PLUS」の資産管理データと連携することも特徴です。InfoTrace PLUSから出力された「(MACアドレスを含む)レポートファイル」を、InfobloxのMACアドレス登録用のCSVフォーマットに変換し、Infobloxと同期させることができます。これにより「InfoTrace PLUS」利用ユーザーの資産管理情報を、容易にセキュリティ対策に活用できます。
■ ディザスターリカバリー(DR)
震災などの影響により、DR対策を講じる企業が増加しています。Infobloxの標準機能では対応できない「DRサイトへのDHCPサービスメンバー"一括変更"」が、大規模災害時にもできるようになり、「RTO(復旧時間目標)」の短縮が実現できます。
【 Soliton Infoblox Tools Proの主な機能 】
- MACアドレスのCSV同期・スケジュール更新
- 固定IPアドレスのCSV一括登録及びスケジュール化
- Infoblox通信疎通監視機能、異常時のメール通知機能
- DHCPサービスメンバーの一括切り替え機能
- Network Discoveryのスケジュール化
- Soliton「InfoTrace PLUS」連携/スケジュール化
【 Soliton Infoblox Tools Proの動作環境 】
OS | Microsoft WindowsServer2008R2 StandardEdition ServicePack1 |
Microsoft Windows7 Professional 32bit版ServicePack1 | |
ソフトウェア | Microsoft .NetFramework 3.5.1 |
Active Perl 5.14.232bit版 | |
Infoblox Perl API 6.3.0 | |
Infoblox 対応OS | NIOS 6.2.6 |
【 提供開始 】 2012年2月7日
【 価格(税別) 】 Soliton Infoblox Tools Pro は無料
インストール作業、トレーニングの費用として: 900,000円
(*1) Grid構成とは、複数の拠点に配置したInfobloxアプライアンス間で、イメージ・設定・データを同期して保持できる機能。分散配置と集中管理が可能です。
(*2) MACアドレスフィルタとは、あらかじめ接続を許可する端末のMACアドレスを登録しておき、登録されている端末にのみIPアドレスを払い出すという方法。不正端末の接続を防止します。
【 この件に関する問合せ先 】ITセキュリティ営業本部 TEL: 03-5360-3811 netsales@soliton.co.jp