2010年10月15日
スマートフォンも認識可能な検疫アプライアンス「CounterACT」新版を販売
10月18(月)-20(水) ITpro EXPO 2010(東京ビッグサイト)のソリトンブースで展示 (No. 8-21)
株式会社ソリトンシステムズ(本社:東京都新宿区、代表:鎌田信夫)は、米国 ForeScout Technologies社製の検疫・IPSアプライアンス製品(カウンターアクト)の新版Ver. 6.3.4を、11月15日より販売(受注)開始します。
【 CounterACT V. 6.3.4の概要 】
CounterACTは、ネットワーク感染型のウイルス・ワームや、持ち込み端末の不正接続等のリスクから、企業・組織の内部ネットワークを守るために、セキュリティポリシーチェックや修正を行うアプライアンス型の検疫システムです。一般的な検疫システムとは異なり、専用エージェントソフトが必要ないため、簡単に導入できます。
ゼロデイ攻撃(*)に対応した振る舞い検知型IPSを標準実装しているので、検疫をパスした端末が、万一新種のウイルス・ワームに感染しても、検知・防御することができます。セキュリティパッチやウイルス定義ファイルの適用などの「予防」を対象とした検疫システムが多いなか、「予防」だけでは対応できないセキュリティリスクへの「早期対応」までカバーできる、多層防御ソリューションとして、多くの企業・組織に採用されています。
【 新版の背景 】
企業や組織のネットワークにおいては、検疫システムの必要性を理解していても、実際には導入に至らない複雑な環境があります。スマートフォンの普及をはじめデバイスが多様化している現在、どのようなデバイスがネットワークに接続されているのかを把握し、管理したいというニーズは、ますます増えています。
【 新版の概要 】
CounterACTの新版Ver. 6.3.4では、ネットワーク機器の識別機能が強化され、PC、プリンター、ネットワーク機器だけではなく、iPhoneやAndroid携帯などのスマートフォンも含めた様々なデバイスの識別が可能となりました。このようなPC以外のデバイスに対して、指定サーバへの通信のみを許可しそれ以外はブロックするといった、細かい通信制御ができるだけでなく、任意のWebメッセージの表示や、ネットワーク利用申請フローへ導くことができます。また、あらかじめ登録したスマートフォンであれば、MACアドレスリストを元に通信を許可するなどの柔軟な制御もできます。
【 CounterACT V. 6.3.4 主な新機能 】
- スマートフォンを含めたデバイス種別判定と制御
PCやプリンター、ネットワーク機器だけではなく、iPhone、Androidなどの各種スマートフォンや、iPad、iPodなどのデバイス種別を判定できます。利用Webブラウザの情報を判定し、GUIに表示することもできます。 - 連携スイッチの充実
端末の接続先スイッチポート情報のGUI表示、スイッチポートのポートリンクダウンやVLAN変更などが可能なスイッチベンダーに、AlaxalAシリーズが追加されました。
既に、Cisco Catalyst、Brocade、Extreme Summit、HP ProCurve、Nortel、NEC QX、Enterasys SecureStack、Apresia、Alcatel、Juniper、H3C、Force10、D-Link、Hirschmann、3Com、Linksysには対応済みです。 - ユーザ向けのメッセージ表示機能の強化
ユーザ向けのメッセージは、Webメッセージだけではなく、タスクトレイでのバルーンメッセージにも対応しました(簡易エージェントSecure Connector利用時)。 - 管理コンソールGUIの強化
これまでのIPアドレスベースの一覧表示だけではなく、稼働プロセスや稼働サービスごとの表示ができるようになりました。
(*)ゼロデイ攻撃 -- セキュリティパッチがまだ提供されていない、新しい脆弱性を突いた攻撃。アンチウイルス製品でもパターンファイルが提供されていないことが多く、対応が非常に難しいため、被害が甚大になるケースが多い。
製品価格 | CT-100/A: 275万円~ (保守・税別) |
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受注開始 | 2010年11月15日 |
出荷開始 | 2010年12月 (予定) ※既存のお客様にはバージョンアップファイルを提供します。 |
【 この件に関する問合せ先 】
ITセキュリティ営業本部 03-5360-3811 netsales@soliton.co.jp