2009年06月16日

高画質ライブ映像中継システム「Smart-telecaster」がWiMAX回線に対応 長野県上田市で地域WiMAXを運営する上田ケーブルビジョン様へ納入

ケーブルテレビショー 2009 ソリトンブース(ブースNo. H - 5)で実機をデモ展示

株式会社ソリトンシステムズ(本社:東京都新宿区、社長:鎌田信夫)は、ワイヤレス回線を使って高画質な映像を生中継するシステムSmart-telecasterが、長野県上田市で地域WiMAXを運営する上田ケーブルビジョン様に採用されたことを発表します。

WiMAXに対応したSmart-telecasterは6/18(木)-19(金) 東京ビッグサイトで開催されるケーブルテレビショー 2009のソリトンブースで展示を行う予定です。 (ブースNo. H - 5)

■ 製品の概要

Smart-telecaster(以下 STC)は、ビデオカメラをPCに接続し、FOMAなどの携帯電話回線を利用して、高画質の動画を簡単に中継できると同時に、双方向の音声が可能なシステムで、例えば災害発生時に災害現場の映像をリアルタイムで中継し、対策本部でその映像を見ながら、音声で的確な指示を与えるなどの利用が可能です。

これまでにもFOMAなどの携帯電話回線を利用した中継システムとして放送局、ケーブルテレビ会社などに多くの納入実績を持っています。

■ 地域WiMAXの概要

全国のブロードバンド・ゼロ地域の解消に向け、2010年度を目標に総務省により官民連携の取り組みが推進されています。その中で、各地域へのブロードバンド普及を妨げる原因の1つとなっていたラストワンマイル問題を、これまでのような有線回線を敷設ではなく、無線化による解決が検討されています。その実現方法として、今年度より商用サービスが始まった「地域WiMAX」が注目されています。

「WiMAX(ワイマックス、Worldwide Interoperability for Microwave Access)」は、無線LANの国際的な標準規格の1つです。屋外での利用を想定しているため、データの伝送距離は最大50km、伝送速度は最大75Mbps程度(条件により)となっています。

これまでのブロードバンド事業のように都心部などから優先的に通信インフラ構築が進められていましたが、地域WiMAX推進の実現で小規模な事業でも無線インフラ環境の構築とユーザへの提供、また、それを活用したサービスを供給する事業者の増加が期待されています。

■Smart-telecaster採用の背景

今回の導入による効果について、長野県上田市 上田ケーブルビジョン 室岡氏は、次のようにコメントしています。

「無線での映像中継システムは以前から注目していましたが、WiMAXの利用可能なものが少なくインターネット回線を選ばないところが、今回Smart-telecasterを選択した理由です。

また、緊急中継などの突然の放送や、イベント中継などでの急な計画変更など、従来必要だった回線工事やケーブルの引き回しなどを行わなくても、Smart-telecaster1台ですぐに中継が行えるところもメリットのひとつでした。

実際の運用では、4月29日に上田城跡公園で開催された上田真田まつりの様子を移動しながら撮影を行い、会場の臨場感あふれる映像が中継できました。

今後は夏祭り中継のほかに選挙や災害現場からの中継など、Smart-telecasterの機動力を生かした映像を伝えられると考えています。」

株式会社 上田ケーブルビジョン

http://www.ueda.ne.jp/

加入世帯数: 43,000('09/3月末)

インターネット加入世帯: 9,700('09/3月末)

対象総世帯数:  69,000('09/3月末)

【 この件に関する問合せ先 】
ブロードバンド営業本部 03-5360-3860

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