導入事例
つるぎ町教育委員会
GIGAスクール用端末のアクセス制御にSoliton DNS Guard for Educationを採用
DNS型のWebフィルタリングで安全性とパフォーマンス、運用性を確保

- Webフィルタリングで安全なアクセス制御を実現。ブラウザベースの見やすい管理画面でポリシー変更も手軽に対応
- 時間ごとのポリシー制御で、PC端末の夜間インターネット利用時間を制限し、一括管理を実現
- DNS型を採用する事で、通信速度の低下といったパフォーマンスの懸念を解消

つるぎ町教育委員会様 イメージ図

GIGAスクール用のPC端末でWebサイトへのアクセス制御と利用時間の制限を行いたい
徳島県のつるぎ町は、県の最高峰である剣山への登山ルートの1つであり、登山愛好家によく知られる。さらに、日本有数の巨樹巨木をはじめ、豊かな自然環境を生かした名所を多数有する。地域にあるものを活かし、創造しながら、新たな地域運営のかたちを目指すなど、住みやすさを実感できる「まちづくり」を積極的に行っている。
つるぎ町の教育委員会では、国が2019年(令和元年)から進めているGIGAスクール構想に則り、町内の各学校でネットワーク環境を整備し、児童生徒一人に一台のPC端末を用意。学びの現場でICT化に取り組んできた。

つるぎ町教育委員会 学校教育課 課長の津田陽史氏は、現在の状況を次のように話す。
「2024年の時点で、町内の小学校と中学校、合わせて4校の児童生徒が使うPC端末は380台ほどです。タブレットとしても使えるWindows PCで、ほかに教職員が使う校務支援システムなども導入しています。ICT環境の整備や運用面のサポートは、教育委員会とGIGAスクールサポーター等の数名で対応しています」
デジタル教科書やクラウド型サービスの活用、多数のPC端末の維持管理など、学習面、業務面ともに変化は大きく、そのスピードも速かったとのこと。現場での運用が進むにつれて教職員からもいろいろな要望や依頼が上がるようになり、その1つに児童生徒がアクセスするWebサイトの制限(Webフィルタリング)があった。
つるぎ町教育委員会 学校教育課 係長の西岡進氏は、当時の状況を次のように話す。
「生徒が休み時間にゲームをしようとしたり、危険なWebサイトを閲覧したりするのを防ぐために、アクセス先を制限したいという話がありました。また、夏休みに端末を持ち帰る場合など、自宅で使える時間を制限できないかという声も出てきました。児童や生徒、先生方が安全に利用できる環境を整えることは重要ですので、セキュリティ対策の一環として対応することにしたのです」

DNS型のWebフィルタリングとPC端末の利用時間制限が可能なSoliton DNS Guard for Educationを採用
西岡氏は、Webフィルタリングを実現する製品やサービスについて、自身で情報を集めて検討したという。そこで注目したのがDNS型のWebフィルタリングだった。
「近隣の自治体でプロキシ型のWebフィルタリング製品を使っているところがあり、設定が細かいとか、通信速度に影響が出るといった話を聞いていました。検討を始めた2022年当時、つるぎ町のGIGAスクール用ネットワークは通信帯域が十分ではなく、改善が必要な状況でしたので、通信帯域を圧迫するようなことは避けたかったのです」
そして、地元の販売店の勧めもあり、ソリトンシステムズのSoliton DNS Guard for Education(以下DNS Guard)の採用を決めた。DNS型であることに加え、さらに採用のポイントがあったと西岡氏は話す。
「一つは国産製品であること。もう一つはPC端末のインターネット利用時間の制限と一括管理ができることです。ソリトンが日本特有の脅威情報も加味したフィルタリング機能を提供しているのは、教育現場での安心感につながります。また、PC端末の利用時間の制限はぜひ実現したい要件だったので、DNS Guardは最適だと思いました」
2022年末頃にトライアル版で使い勝手などを検証し、問題ないと確認できたので正式に採用を決定したと西岡氏は当時を振り返る。ソリトンシステムズからは製品に関する説明を受けたほか、技術サポートの担当者と会話し疑問点を解消した。
DNS GuardはPC端末にエージェントソフトを導入する必要があり、西岡氏はこの作業をマイクロソフト社のモバイルデバイス管理(MDM)ツールであるMicrosoft Intuneで一括して行った。380台ほどのPC端末へのソフトウェア導入と設定を、西岡氏1名の力でスムーズに展開できたと話す。
「私たちでMDMを行うためにMicrosoft Intuneのことを調べていて、アプリケーションの配信も可能という記述がマニュアルにあったので、これならできるだろうと試してみました。小さな自治体ではありますが、PC端末を1台1台設定していくのはやはり大変なので、効率的に進められて何よりでした」
パフォーマンスに支障なく適切なWebアクセス制御を実現。レポート機能で利用状況を可視化
つるぎ町では2023年5月からDNS Guardの本格運用を開始した。それから1年以上運用を続け、さまざまな効果を実感していると西岡氏は笑顔を見せる。
「基本的な運用は、定義されているカテゴリごとにアクセスの許可と拒否を設定するだけと容易です。ブラウザベースの見やすい管理画面ですぐ適用できるので、運用管理の負担も少なくて済みます。『ゲーム』など拒否する設定をしたカテゴリで、時折すり抜けてしまうWebサイトがわかったときは、現場の先生方から報告いただいて対応しています。また、先生が使いたいWebサイトへアクセスできない場合は、許可する設定に変更することもあります。先生方からも確認や要望が都度出てくるようになり、DNS Guardがきちんと機能していると感じています」
管理コンソールのレポート機能でアクセス状況が可視化され、教育委員会でも現場の状況を把握できるようになったこともメリットに挙げる。
「児童生徒や先生方がPC端末とインターネットをどれだけ使っているか、以前はわかりませんでしたが、DNS Guardのレポートで可視化できるようになり、皆結構使っているという使用感を私たちも得られるようになりました。さらに、今後はGIGA端末調達ガイドラインにて端末利用状況の可視化を求められており、一台ごとの利用状況が把握できるデバイスレポート機能も活用したいと考えています」
選定時の要件だったPC端末の利用時間制限(ポリシー制御)も、滞りなく運用できている。こちらも運用面の負担は増えることなく、効果が大きいと西岡氏は話す。
「今は午前9時から午後6時まで利用できる設定にしています。夏休みなどにPC端末を自宅へ持ち帰らせるときの扱いについて、校長会で要望された際にも、教育委員会として適切に対応可能と即答できたのはよかったです」
GIGAスクール第2期を念頭に、必要な取り組みを続けていく
つるぎ町では、GIGAスクール構想第2期に向けてネットワーク環境のアセスメント、PC端末の更新など、今後の教育現場のICT活用に取り組んでいくと津田氏は話す。
「来年度はPC端末の入れ替えを検討中です。教育委員会として、児童生徒と先生方が安心して授業できる環境を整えていきたいと思っています。DNS GuardはマルチOSに対応しているので、引き続き活用していきます」
今後は教職員が利用する端末の認証を強化することも検討したいと西岡氏は話す。
「インターネット利用とクラウド化が進む状況の中、先生方が使うPC端末と児童生徒が使うPC端末の境界をどのように設けるかは重要と思っています。今は物理的にネットワークを2回線設けて、接続環境そのものを切り分けていますが、こうした対応もいずれなくなっていくでしょう。その時に、先生方の認証がユーザIDとパスワードだけでいいのかという不安感はあります。Soliton OneGateのような多要素認証ソリューションの導入も検討が必要になると捉えています」
そして西岡氏は、ソリトンシステムズへの期待を含め、次のように結んだ。
「GIGAスクール構想への対応で、ICTの専門家ではない人が端末やネットワーク、セキュリティの管理を行っている自治体は多いと思います。人員や予算を踏まえて適切に対応しようとすると、使いやすさや効果の高さはとても重要と改めて感じますし、DNS Guardはまさに最適な選択肢でしょう。ソリトンシステムズには、これからもご支援いただければ嬉しいです」
*Soliton OneGate: 多要素認証により情報資産を不正アクセスから守る、国産ID認証サービス/IDaaS。
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※本ページの内容は、2024年12月作成時の情報に基づいています。