導入事例
アクアグループ
遠隔操作で作業効率化、人材不足解消、安全性向上を目指す
- 遠隔操作で下水道の検査や管理を行うことによる効率化
- オフィスで操作できることによるさまざまな人材の活用
- 最新機器の導入による企業価値の向上
下水道のプロフェッショナルとして、下水管検査用テレビカメラの開発や販売を行う株式会社カンツールでは、将来的に下水道管理に役立てたいとの思いから、「Smart-telecaster™ Zao-X」を導入。遠隔操作で下水道の検査や管理を行うことでさまざまな効率化への期待が高まっている。
アクアグループ様 施工支援イメージ図
女性や障がい者が作業可能
下水道管路の調査や診断を行うアクア美保では現在、1台のSmart-telecaster™ Zao-Xを導入している。カンツールより提案を受けた際に、人材不足や厳しい作業環境など会社が抱える課題を解決できる可能性があるため、導入の必要性を強く感じたという。現場で下水道管理に従事する下水道維持管理事業部 調査診断補修課課長の中山雅昭氏は導入の背景をこう話す。
「下水道管理は男性中心の職場であるため、当社では雇用できる人材が限られています。Smart-telecaster™ Zao-Xを活用した遠隔作業が普及すれば、作業の効率化ができる上、オペレーターとして女性や障がい者を雇用することができて人材不足の解消につながると考えました。さらに下水道分野における災害復旧の支援を行う際、オペレーターの負担軽減ができるのではないかと思います」。
Smart-telecaster™ Zao-Xは遠隔操作で映像伝送を行うが、超短遅延での4Kの映像伝送が可能なため、事務所にいても現地の様子が手に取るように分かる。この特性を活かせば、従来は男性が現場で行わざるを得なかった作業を女性や障がい者に任せることが可能になり、人材不足の解消や雇用の創出にもつながる。
同社では今後、これまで事務所内で書類作成などの仕事に従事していた従業員にも訓練を施し、Smart-telecaster™ Zao-Xを用いた遠隔操作のオペレーションを実施してもらう意向である。
OJTで活用可能
同社ではこれまで新入社員に対するOJTでは、ベテラン社員が現場で手取り足取り教えていたが来年度以降、Smart-telecaster™ Zao-XとZaoウェアラブルを用いたライブ中継を行うことで効率化を図る。離れたところからでも若手社員への安全指示と育成が可能になるからである。
「新入社員が入社しても、マンツーマンで仕事を教えるのは現実的に難しいところ。ベテラン社員はオフィスから遠隔で見守り、現場にいる新人が本当に困ったときだけ遠隔でヘルプを求めるようになれば、時間が有効活用できるようになるでしょう。解決方法を模索していたところ、Smart-telecaster™ Zao-XやZaoウェアラブルに出会いました。これらを導入することで、想像以上に早いスピードで仕事を覚えていけるのではないかと期待しています」と中山氏。
同社では来年度以降、作業効率化や人材不足解消、作業員の安全性向上など目的に本格的に現場での使用を視野に入れている。
お忙しい中、有り難うございました。
※本ページの内容は、2023年6月作成時の情報に基づいています。